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2007.06/02(Sat)

伝わってくるもの 

旦那様に相談の依頼があると、本人より先に「思い」が伝わってくる。

内容は詳しく聞いていないのだから、何でどんな風に悩んでいるのかは分からない。
けれど、どのくらい悩んでいて、どんな気持ちなのかは不思議と伝わってくるのだ。

「どんな小さな悩みも本人にとっては大きな事なんだ」

伝わって来たものが時に体に堪える時、本当の意味で実感する。
そして、伝わったものを実感する事である意味、本気でどうすればいいかって考えてしまう。

「こんな感覚がある人は、伝わってくる人の気持ちを大切にしなさいって事なんだ」

相談して、悩みを解決する相手が生きている人であろうと、霊であろうとそれは全く同じ。

本人なりの悩みや苦しみ。

何で、どんな理由で悩んでいるという事を詳しく聞く必要の無い時だってある。
色々あったんだろうな~って思うだけで、相手の気持ちが軽くなる。

「どうして、こう思えないんだ」
「どうして、成仏しないんだ」
「早く、次に進めばいいのに」

こんなモードでは、相手も心を閉ざしてしまう。

そう思えない、成仏できないにはそれなりの理由があるのだろう。
その理由さえ、「こんな気持ちでいたのね」と語りかけるだけでフッと軽くなるのだろう。

今日もそんな経験をした。
私に伝わってくるのは、「悲しみ」と「寂しさ」
どんな理由かよくは分からなかった。
そして、そんな理由を分からなくてもそれは解消される。

どうしても「次のステップ」が分かっていると、「どうしてこうしないんだろう」という考えが頭に浮かんでしまう。

悩んでいるぐらいなら、こうすればいいのに。
考えているぐらいなら、今すぐやればいいのに。

これって、よく考えると「教師癖」の一つだわ~。

人の心が分かっても人の心を動かすのは別の話。
伝わって来たものをどうするか・・・

それが一番の私の今の課題だ。
それに公式がないのも知っている。

「ちゃんと心で感じればわかるよ。頭で考えるからさ」と旦那様。

伝わって来たものを頭で考えても本当に分からないもの。
頭を使うのにも努力が必要だったけど、
勝手に動き始める「頭」を止めるにも、「努力」は必要かもね。
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