2008.09/10(Wed)

聞こえないもの 

今日もまた、「見えないものシリーズ」の寄り道編。
と云っても、見えないものに続く、「聞こえないものシリーズ」

旦那様は、とても耳が敏感。
ちょっとした音にでも反応する。
確かに、考えてみれば、人の聞こえる音なんて、
まあ、都合の良いぐらいにレベルがあっているだけ。
逆に聞こえる音を全部拾っていたら、
きっと、頭が混乱するだろう。

「おなかすいているんだよ」
「眠いんだね」
「あら〜わがまま言ってる」

子供の泣き声は誰にでも「聞こえる」けど、
時々、子供の心の声が聞こえない人がいるらしい。
この前、旦那様と一緒に買い物に出かけた時の事。
混んだレジーに並んだ時、すぐ後ろに子供を連れた人が。
そして、子供は待ちきれずにぎゃーと泣く。
「皆並んでいるんだから、待ちなさい!」とか怒っているんだけど、
そんなもの一歳ぐらいの子供にわかるはずはない。

「暑いって言ってるだけなんだけどね・・・」

子供の心の声を聞いた旦那様が呟く。


お店の外で、その子供を「何で泣くのよ!」と、
まだ怒っているお母さんを見て思う。
きっと、自分も泣きたい気持ちになるだろうな〜。

聞こえない人には聞こえない声なのかも知れないが、
自分の子供の声ぐらいはどうにか聞き別けたいもの。
だって、親も子も、お互い不幸だわ〜なんて思ったりする。


そう言えば、突然の様に、
旦那様が「ちょっと車を見てくる」って言うときがある。

そんな時は、必ず何か車からの「要求」がある。
だから、そのまま何もなかったと戻ってくる事は殆どない。
先日は、バッテリーが上がってしまったんだけど、
その時だって、私には何の声も聞こえなかったけど、
しっかり、車に呼ばれた感のある旦那様(苦笑)

「呼び付けるなんて、大した車だわ〜」
なんて思ったりする。

車で走っていても、いつも旦那様は車と会話をしていると言う。

「ちゃんと聞けば、ちゃんと答えてくれるよ」

確かに、バッテリーを交換したばかりの「アラレ号」は、
超ご機嫌で、ウィーンっと走っていた。

(旦那様の車は、とても静かなので年代ものだけど、
まるで、電気自動車みたいに走る。
それが、漫画のアラレちゃんみたいな音なので、
勝手に私が「アラレ号」と呼んでるだけ)

「どんなものもちゃんと会話をすると答えてくれるよ」

そんな旦那様が猫や犬と話をするのは当然。
話しかけてもいない、ジッと隠れている猫さえ、
道すがら、ちゃんと見つけて話しかける。

驚くのは、見つけられた猫の方(爆笑)
絶対に見つからないと、タカをくくっていると、
視線を合わせられてドキ!っとする(あはは)

「だって、ちゃんと気配がするんだもの」

こうして、何とでも会話をしてしまう旦那様は、
それだけ「聞こえないもの」も聞いているって事になる訳で。
時々、疲れないのかな〜って思ってしまう次第。

だから、普段はなるべく静かに・・・
って、私には無理だけど(苦笑)
静かにしていても、いろんな音だけに疲れるって事じゃないらしいし・・・
なんて、自分に都合の良い様に解釈してみたりして(笑)

「聞こえない」けど「聞こえる音や声」
「聞こえている」けど「遮断している声」

実際の自分の世界と、自分が感じている世界には、
きっと大きな違いがあるのかも知れない・・・な・・・。
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